Windowsにgitをインストールした場合に最初に行う設定と設定ファイルの場所・読み込み順
gitにインストールしたら、初期設定を行いましょう。インストール後、「Git Bash」か「Git CMD」をWindowsスタートメニューから開いて、以下のようにgit config コマンドを入力します。
最初に行うのは、ユーザ名とe-mailを設定することです。
–global オプションを使えば、このWindowsユーザの設定ファイルに保存されますので、最初の一回設定すればOKです。
$ git config --global user.name "onamae aaaaa" $ git config --global user.email onamae.aaaaa@gmail.com
Windowsに限らす、gitではいくつかの設定ファイルがあります。
なお、gitでは git config コマンドで設定を行い、それらのファイルに保存しておくことができます。
そして、git condigのオプションには –global と –system があり、保存先のファイルが異なります。
はじめに、どのようなファイルがあるか、どのオプションでどのファイルに書き込みが行われるか、どの設定が優先されるかについて確認しておきましょう。
gitでの設定ファイルのある場所と読み込み順について
gitで使用される設定ファイルとその存在ディレクトリは以下の3つです。
最初に読み込まれるアプリレベルの設定ファイル
C:\ProgramData\Git\config
(Vistaより前ならC:\Documents and Settings\All Users\Application Data\Git\config)
次に読み込まれるそのマシンの全ユーザレベルの設定ファイル
C:\Git\mingw64\etc\gitconfig
最後に読み込まれる各個人レベルの設定ファイル
C:\Users\<ユーザ名>\.gitconfig
上記のような順番でファイルが読み込まれますが、同じ項目の設定があった場合は、後から読み込まれた設定値が優先されます。
つまり、同じ項目に設定したら、各個人レベルの設定ファイルに記述されている内容が活きることになりますね。
gitでの設定コマンド
gitでは「git config」コマンドで設定を行いますがオプションによって書き込み先のファイルが異なります。
git config –system → C:\Git\mingw64\etc\gitconfig
git config –global → C:\Users\<ユーザ名>\.gitconfig
gitでの設定の確認
設定した内容の確認は「git config –list」で行えます。