Gitlabでのプロジェクト運営(リポジトリ作成やユーザ管理)
前回、Gitlabのインストールと初期設定を行ったので、今回は実際にGitプロジェクトを運用していくことにします。やることは、Gitプロジェクトを新規に作成することと、そのプロジェクトにアクセスするユーザを管理することがメインです。
rootなど、Admin権限を持ったユーザでログインして、右上の「スパナ」のアイコンをクリックすると以下のような画面になります。Gitlabでのプロジェクト運営は、この画面を起点に行うことが多いと思いますので、この画面を以降、「管理画面」と呼びたいと思います。
目次
新規Groupを作る
プロジェクト運営で最初に行うのは、Groupを作成することです。
Gitlabのプロジェクトは、GroupまたはUserのディレクトリ配下に作られます。例えば、my-groupというグループがあったとしたら、「<サーバURL>/<グループ名>/
管理画面で「Groups」→「New Gropup」を選択すると、以下のようなプロジェクト追加画面に遷移します。
「Group path」のところにグループ名を指定します。
また、「Visibility Level」でアクセスレベルを設定します。
- Private・・・このレベルを指定すると、このグループ、およびこのグループ配下のプロジェクトはメンバーにしか見えません。
- Internal・・・このレベルは、このGitlabにログインしているユーザに見えます。
- Public・・・このレベルにすると、ログインしていない人にも全公開されます。
社内での運営の場合は、「Internal」、クローズドなプロジェクトの場合は「Private」を選ぶことが多いかもしれません。
作成したGroupへのユーザ追加
Groupを作成したら、そのGroupにユーザを追加していきます。管理画面で「Users」→「New User」を選択して、ユーザを作成したら、Groupの画面に行きます。
ここは、グループに追加するユーザを検索して、権限を指定して、「Add Users to Group」ボタンを押します。
Guest,Reporter,Developer,Master,Ownerといった権限がありますが、Developer以上だと、Pushの権限があるようです。詳しくは、https://docs.gitlab.com/ee/user/permissions.htmlにできる/できないの比較表がありますので、参考にして下さい。
新規にGitプロジェクトを作る
管理画面で「Projects」→「New Project」を選択すると、以下のようなプロジェクト追加画面に遷移します。
プロジェクト名は任意のものを付けて、アクセスレベルを指定します。
- Private・・・このレベルを指定すると、指定したグループ、およびこのグループ配下のユーザにしか見えません。
- Internal・・・このレベルは、このGitlabにログインしているユーザに見え、Cloneは許可します。
- Public・・・誰にでも見えてしまいます。
プロジェクトにGitリポジトリを登録する
では、作成したプロジェクトをGit管理下に置くことにしましょう。その場合、以下の2つの方法をとることが多いと思います。
なお、作業するPCにはGitがすでにインストールされているものとして説明します。まだ、インストールされていない場合は、Git for WindowsやEditなどを入れておきましょう。
空のリポジトリから作成する
git clone http:/// / .git cd my-first-project touch README.md git add README.md git commit -m "add README" git push -u origin master
既存のディレクトリをGitリポジトリにする
cd existing_folder git init git remote add origin http:/// / .git git add . git commit git push -u origin master