EGitでリモート・リポジトリーを設定した時のエラー対処
EGitでリモートのリポジトリーを設定するダイアログで、赤い×マークが出て先に進めない時がありました。下記画像で、赤い×マークのところには「Internal Error, consult Eclipse error log.」というメッセージが出ています。
「エラーログをみてください」というメッセージに従って確認してみると、
!ENTRY org.eclipse.egit.ui 4 0 2016-12-25 13:30:08.136 !MESSAGE Error validating org.eclipse.egit.ui.internal.components.RepositorySelectionPage !STACK 0 org.eclipse.equinox.security.storage.StorageException: Unable to locate secure storage module (org.eclipse.equinox.security.windowspasswordprovider). at org.eclipse.equinox.internal.security.storage.PasswordProviderSelector.findStorageModule(PasswordProviderSelector.java:190) at org.eclipse.equinox.internal.security.storage.SecurePreferencesRoot.getModulePassword(SecurePreferencesRoot.java:231)
といったエラーです。セキュア・ストレージにデータを保存できないような感じのメッセージですね。いくつか対処法を調べましたが、すでにEclipseがデフォルトでセキュア・ストレージ(認証情報を格納しておく領域)とみなしているところにすでにデータがあるため、保存に失敗する場合に出出るようです。
複数のバージョンのEclipseを使っていたりすると、起こりやすいシチュエーションなのではないかと思います。
エラーの対処法
対処法ですが、すでに格納されている認証情報を初期化することでエラーは出なくなります。
「ウィンドゥ」→「設定」でダイアログを開き「セキュア」とか「ストレージ」で検索すると以下のように「セキュア・ストレージ」の設定が確認できます。案の定、すでに設定があるようですね。
そこで、右下の方の「削除」ボタンを押して、登録されている情報を初期化します。Eclipseの再起動をうながされると思いますので、再起動すると、エラーは出なくなりました。